藤田伸二は男らしくない!良いエージェントと契約するのも騎手の実力のうち

先週末、ベテランのダービージョッキー藤田伸二が、突然騎手を引退しました。
そしてその引退声明とも言える直筆の文章が、http://uma-jin.net/ に掲載され、その内容を読み解くと引退を決意した直接的な原因は、現在JRAも認めた騎乗依頼仲介者「エージェント制度」のせいでやる気が無くなった、という内容でした。

長いですがこちらにエージェントの実情が書いてあります。
http://www.asagei.com/excerpt/11679[adsense]

エージェント制度の光と闇

このエージェント制度の問題点として藤田元騎手が挙げていた、エージェント同士の勝ち星のやりとりに関しては、もう昔からずっと噂レベルでは言われてたことです。

弱小なエージェントは馬も確保できず、とりあえずレースに出すだけの仲介者にしかなれません。
結果がでなければ馬を依頼されることも少なくなり、負のスパイラルへ。

ただ、有力なエージェントになれば、有力な馬主や厩舎から有力馬を任され、さらにその有力馬を勝たせたりすると信頼も生まれ、さらに有力馬を継続して頼まれるという、正のスパイラルになります。

そうなると有力エージェントは殿様状態。
権力を持ってしまうので、下手すると馬主や調教師、騎手よりも優位な立場になりますよね。

そんな状態になったら、有力エージェント数人で談合をして

「今年は自分の抱えてる騎手をリーディングにしてくれ!
その代わり来年はあんたのところをリーディングにする!」

とか

「今年まだ自分のとこの○○がG1勝ててないから、次のG1は○○を譲ってくれ」

などというやり取りも可能になりますよね。

そうなると藤田元騎手の言ってた、確かに騎手の努力が報われない世界になります。
モチベーションを保つのも大変でしょう。

ベテランがそんななんだから、若手なんてさらにモチベーション保つの大変だと思います。
最近の若い騎手なんかは、もう朝の調教にも乗らなかったり、月~金までは遊び呆けてるなんて噂もちらほら。
とはいえ、原因が原因なだけにベテランもモチベーションが低い若手を怒れる状況でもありませんから、諦めるしかなかったんでしょうね。

ですが、よく考えてもらいたいのが、そんな有力なエージェントと契約した騎手も、努力の賜物だということです。
馬から降りても実力を問われる世界になっただけ、それだけだと思います。

事実、リーディングジョッキーと言われる騎手達は、たまに人気薄の馬も持ってきてます。
下手じゃないんです。確かな実力もあります。
だから、この制度自体が悪とはそこまで思いません。

これが今の現実だということだけだと思います。

男・藤田伸二の行動に失望

とはいえ、そんな状況だとしてもあんな辞め方はどうかと思います。
平たく言えば自分がやる気なくなったのも勝てなくなったのも、エージェントが悪いって愚痴って辞めてったわけです。

さらに、ダービーまで勝ってる名手のベテラン騎手が、引退式もやらず逃げるように辞めるなんて、カッコ悪いとしか思えません!

そんな男らしくない辞め方をした藤田伸二。
次の活動で、今回のチョンボを見返して、JRA競馬の発展に貢献してほしいなと思います。