名門トウショウ牧場が10月閉鎖へ…消えゆくオーナーブリーダーたち

2011年のメジロ牧場閉鎖から4年。
今年2015年に、あのトウショウ牧場が閉鎖を発表しました。
発表された閉鎖の経緯としてはそれほど悲観的な内容ではなく、それでも不振が続き赤字続きになる前に幕をおろして身を引き、名門の名を地に落とさないようにという判断のようでした。
とはいえ、やはりトウショウ冠の馬が消えるのは寂しいです。[adsense]

シロッコとウェイヴ兄弟

世間一般ではトウショウという冠の馬で有名なのはスウィープトウショウとかトウショウボーイでしょう。
でも、自分はまだまだ競馬を始めて16年の若輩者なもので、トウショウといえば一番配当的にお世話になった記憶が強い、トウショウシロッコとトウショウウェイヴの兄弟です。

いつだったかの中山金杯。年末年始が休めない業種の仕事をしていた当時の自分は、やっと世間がお正月休みが終わった頃に休みをもらい、金杯を見に中山競馬場へ。
なんとなく見ていた競馬新聞で、トウショウが2頭、しかも兄弟というのを発見して気になって相手で購入。
軸にしていたアクシオンが見事に1着、そして2着がトウショウシロッコ、3着がトウショウウェイヴで決まり、かなり大きいお年玉をJRAに頂いたのを今でもずっと憶えております。

あと、トウショウシロッコはその中山金杯以外にも、重賞になると人気薄でたまに馬券圏内に突っ込んでくる良いキャラでしたね。

そんなトウショウ牧場も、重賞を勝てる馬にとんと恵まれず、このまま落ちるよりはと閉鎖を決めました。

社台系に対抗できる勢力はノースヒルズのみ

いま、オーナーブリーダーの運営者で成功しているのは、大きな資金力と一口馬主スタイルで日本競馬会を牛耳っている「社台系」の吉田一族と、キズナとワンアンドオンリーという2年連続ダービー馬を輩出し、重賞でも好走する馬を多数所有している、ノースヒルズの前田さんの2大勢力だけです。

もう今の時代背景を考えると、今後新たに牧場と肌馬を買って、種牡馬をつけながらレース出走馬を育てていくという、いわゆる「ダビスタ」を現実にやろうとする人は出てこないでしょう。

でも、これも時代の流れってやつです。
仕方ない。

ただ馬券を買うことしかできない我々は、メジロに続き消え行く「トウショウ」という冠名を忘れないで、たまに思い出してあげましょう。

かつて、闘将という馬たちがいたことを!